2023年11月19日 宇都宮市陽光地域コミュニティーセンター 2F会議室
参加者 小島 中島 本澤 中山 手塚 斉藤 田中 押川 河合 赤坂 渡辺 私メ 12人
オブザーバー 中島会員奥様 (敬称略)
報告
1.他クラブの展示会報告 帝祭
2.今後の予定 12/2-3 大激作展 Doモデラーズ
3.
今回はプラモだけでした。
中島会員
空技廠と川西が91式練習機を元に改良を加えて採用された練習機 航空要員の必要性が急務となり当時の各航空機製造会社で大量生産された。上翼に後退角を持たせた独特の形状は前席の視界と脱出時の容易性の為とされている。
機体サイズ操縦性ともに中間練習機として良好だったそうで終戦まで活躍続けます。一部は水上練習機とされ霞ヶ浦や琵琶湖大津などで訓練に活躍しています。
1/32 FIAT CR.42
フィアットCR32液冷エンジンの派生型1939年に正式採用されている戦闘機(最後の複葉戦闘機)乗り物ニュースによれば スペイン戦争あたりから航空機増産が課せられますが金属機を作る為の生産設備導入等の影響もあったのか 既存の設備で安価に戦える戦闘機として量産され初戦に活躍します。この飛行機もハヤブサと言います英語でファルコン・・東アフリカ戦線では その運動性能と整備性 稼働率の高さが功を奏しひいてはパイロットの腕を磨き上げた飛行機なのかも知れません。1400機を超える生産と1950年代まで生き残って軍に貢献している様は英国のグラジエーターより長寿で働き者だったと言えるでしょう。
中島会員の作品はしっかりと組み立てられて そんなCR42を良く表現されていると思います。
田中会員
Mooney M20
前縁が直線の前進翼をもつ高速でかつ高級機 その生産数は11000機とも 日本国内でも複数の機体が活躍しています。しかし、ムーニー社も2000年代の不景気に勝てず 2019年に全員解雇するも中国資本で再開します。田中会員の機体は初期の木製機のような気がします。当時 木製機は乱気流でも乗り心地が良いとされていましたが後に全金属製に変わり最近では一部プラスチック化されているそうな・・・。美しく仕上がってムーニー独特の雰囲気が出ていてすごく好感が持てます。
後方の2式単戦「鍾馗」とのコラボ なんと幌やゴム類以外はプラのままに墨入れで仕上げたそうです それで この雰囲気 田中会員は目の付け所が違います。いったい何枚 目から鱗を落とさせるのでしょう・・・鍾馗様もまた美しいです。
トヨタGB エンジン起動車
こちらは全塗装しています箱絵は鍾馗様ですが あえて疾風にしているとか
チョークに紐までついて憎い演出をしています支え棒や鎖エンジングリルまでさりげなく手を入れていました あたかもキットのままであるかのように・・・
タミヤの古いキットではありますが実に雰囲気の良い作品に仕上げられています。
終戦間際に試験飛行をした震電はその特異な形から意外なほど人気があります。先ごろロードショーされた「ゴジラ-1.0」にも出演してるそうで小島会員がその実機の装備品を参考に貸したとかでエンドロールに名が載ったそうです。おっと脱線・・・。田中会員はその最も美しい飛行姿勢にしています。勝手な想像ですが エンテ翼に5枚ぺらの金星エンジンの発展型ハ43-42ではあるが誉同様 既に生産環境に生産技術が追い付かず十分な性能は出せなかったと思われる。
本澤会員
本澤会員は製作中のB-58実演しながらの参加
1/72のXB-70ぐらいの大きさがありそうです
詳細に図面を引いて検討され模型に反映する方法はソリッドモデルと同じなのでしょう細かく加工する際の方法などとても参考になりました。
渡辺会員
その隣で ミニクラフト1/48 T-34Aメンターを
なかなか良いプロポーションです動翼や尾翼は薄板ビーデッドスキン成形が・・おっと
資料も見せて頂き懐かしいやら感動するやら・・・
赤坂会員
ノースアメリカンP-51D 1/72
ハセガワの72だと思います このキットが出たとき最高の出来っと称されましたが・・・いや、でも、いい雰囲気ではないでしょうか!
カモフKa52アリゲータ 1/72
ご存じKa50の派生型 単座の空飛ぶ重戦車から複座による作業付加軽減と新規に採用された装備品でMi28よりも高性能な機体と称される。赤坂会員はスムーズな回転の2重反転ローターを再現すべくいろいろ調整?に挑戦している様です。その省かローターマスト周りがリアルな雰囲気を出しています。
ハセガワ72 フォッケウルフTa-152
美しく仕上げられてます。
タミヤ72 チャンスボートF4U
タミヤ72 ベル X-1
河合会員
ドラゴン72 アポロ11号司令船
ドラゴン72 アポロ11号着陸船
先の帝祭に完成まで間に合わなかったモノを完成させてきました。
来年は月に降りた1969年から55年の年 その間 月のウサギに会いに行ったのは12人。 1972年のアポロ17号まで続く・・・が その後ぷっつりと途絶える・・・
今年もいろいろな計画が発表され どれ程のものが その夢に達成できるのだろう・・・
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次回例会は
2024年1月21日 日曜日 13時から
陽光地域コミュニティーセンター 2F会議室
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あとがき
早いもので今年も最後の例会となり 次回は新年2024年です。
皆さんも 当然 歳を重ねていくわけですが 見えるうち 動けるうち・・・と 「のんびり余生を」の気持ちを大切にしつつ なるべく動きたい 故直井先生は「早くその形が見たい」と削り屋の異名を持つほどの行動派だったと聞きます。 僅かな資料からも図面を起こし木取りして削り上げてしまう・・・。それには予科練時代の航空工学や経験が大いに動いたのだと思います。膨大な作品群(それでも一部だったとか…)
作りたい自分を抑えることはストレスになります。現状を受け入れ次の一歩が踏み出せればより良い老後になるのかと先生方、諸先輩方を見ていて思いました。
出来れば 青空のした のんびり飛行機を見に行くのも良いですよね!
会場風景
いつもの作品の数より食べるものの数が多い不思議な怪?いや 会です。
ではまた。